裸のわ・た・し
潮くさい港の風に吹かれて口の中までイガイガさせながら見上げる。
ウミネコやらカモメの群れだ。
これがまあ、思ってるより結構大きい鳥で、近くを飛ばれるとちょっとびっくりしたりする。
防波堤の上には、連中が食い散らかしたサバなどが転がっていたり。
あちらでは排水溝の隙間に釣り糸を垂らすおっちゃん。
漁船に水を流すパイプに、積荷を運ぶトラック。
時化って荒れる海面が激しく波飛沫を上げていたりするとまた、とても近づきがたい恐怖すら感じる。
海産物の腐臭。ヒトデの死骸。
漁港なんてまあ、そんなロマンチックな場所ではないのだが、なんだろうね?
たまにはいいんじゃないか?
だって、たまにだから。
とりあえずはっきりしている事は、魚は漁港の近くで食うのが一番だという事だ。
魚嫌いな人が嫌がるような、生臭さは、新鮮な魚では感じられない。
魚を焼いている煙の臭いで鮮度が大体わかってしまうほどの差があるのだ。
そんなこんなで、自分は普段は魚を食ってない。
つい、どこでも差の少ない獣肉を食ってしまう。
漁港ってのは遠いものだな。
わざわざ行くのも面倒だし。
気が向いたら食欲を満たしに行くのもいいのではないかと言ってみる。
とりあえずバイクか車欲しいな。
いちいち借りるの面倒だから。
スクーターじゃ高速乗れないしね。
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