2007/4/26 Thursday

4/26

Filed under: ゲーム, PC・Web・モバイル — PALUS @ 20:48:16

PYUN! DOGAGAGAGA!
鼻先を銃弾がかすめる。思わず声を上げ、動いてしまいそうになるがどうにか堪える。
(死ぬ、絶対死ぬ!って言うか絶対殺される。むしろ殺してくれ!)
自分でも支離滅裂な事を言っているのがわかるがそんな事を気にしていられない。
極寒の吹雪と飛び交う銃弾や四方八方から響く爆撃。
コンテナの隙間に隠れ、じっと息を殺す。寒さと緊張感で頭がおかしくなりそうだ。
今俺のいる地点は敵のど真ん中、もし見つかれば確実に殺される。
殺されるだけならまだいいが、今相手をしている傭兵団はタチが悪い。
『スノウ・ラビッツ』、リーダー格のラビッツを中心に構成された凄腕の傭兵団。
戦場で顔を合わせたくない傭兵団のひとつで、コイツらが参戦した戦闘は、
どんな劣勢な戦況でもあっさり覆されるほどの異常的な強さを誇る。
こいつらの悪名は強さだけではない。ある程度戦況を覆すと敵兵を致死量ギリギリ
まで生かし、拷問で弄ぶ事だ。ナイフで生爪を剥がす事なんて当たり前、両手足を
一本ずつ撃ち抜く、熱した銃口を目や口、果ては肛門に押し付ける。
両手足を切り落とし、口に手榴弾を咥えさせて何日も放置させる……などなど数え
上げたらきりが無い。
特にリーダーであるラビッツの索敵能力、それがあの傭兵団の要でもある。
上空に監視衛星でも設置しているのではないかと思うくらい正確な索敵空間情報
把握能力、あいつが長年戦場で培ってきた生体レーダーみたいなものだ。
オレを助けた衛生兵は、スノウ・ラビッツの一人を倒した事に注目した。
ラビッツの生体レーダーによる情報で、スノウ・ラビッツの団員たちは常に敵の
情報を把握している。敵がどこにいるのか、そしてそれに合わせて敵を迎え撃つ。
だが時折、ラビッツの生体レーダーに感知されないイレギュラーな存在がいる
らしい。そしてそれがオレで、虫の息だったオレを介抱したのも、オレにラビッツを
倒して欲しいからだと言われた。
だがせっかく拾った命だ、わざわざ危険な目に会いに行きたくは無い。
そんなオレの行動を見透かした彼女は事もあろうに、点滴の中に遅効性の猛毒
を仕込んでいたのだ。
「毒で死にたくなければラビッツを倒しなさい、交換条件よ」
交換条件どころか、立派な脅迫である。命の恩人を殺して解毒剤を奪う事も
出来たが、目覚めの悪い事この上ない。仕方なく交換条件を飲んだ。
作戦はこうである。
敵傭兵団「スノウ・ラビッツ」を上手くおびき出し、彼女の傭兵団が戦闘を行う。
その際に敵陣に忍び込まされたオレがラビッツの狙撃地点に近付き、奴を倒す。
狙撃地点の特定はラビッツが狙撃しやすい地点でわざと彼女の傭兵団が戦い、
傭兵団自体を囮にして奴を誘き出す。
たった一人を殺すために傭兵団まるまる一個を犠牲にするつもりらしい。
彼女のイカレ具合はスノウ・ラビッツにも劣るとも勝らずだ。
何故奴をそこまで憎むのか、詳しい理由は聞かされていない。
聞いてもおそらく答えてはくれないだろう。こちらとしてもその方が都合がいい。
厄介事に首を突っ込み、また死に掛けるのはごめんだ。
そろそろ作戦開始時間だ。余計な事は考えず、奴を殺す事だけを考えよう。
DAAAAN!
一発の銃声を皮切りに、戦闘が始まる。
だがそれは、オレの長い長い戦いの始まりでもあったが、この時のオレはまだ
その事に気付いていなかった。

ど〜も、松文館のPALUSです。
またやってしまいました。だって「WarRock」って面白いんだもん。
特に敵との遭遇するまでの緊張感、そして多彩な戦闘システム。
今、乗り物の練習をしています。ジープやバイク、戦車や戦闘機いいですねぇ。
戦闘の、そして漢のロマンを感じますね。まぁ、こんなカンジでハマっていくので
すね。まあ、もうしばらく遊ぶつもりです。(ブログのネタが他に無いので…)
コレを読んでくれた方、もし戦場で見つけらたら声をかけてください。
そして一緒にチームを組みませんか?
では失礼します!

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