2007/6/21 Thursday

ラム酒は好きじゃないの。

Filed under: 映画・DVD — pepe @ 17:46:20

私も観て来ちゃったよ…!どうもpepeです。

私も「パイレーツ・オブ・カリビアン3−ワールド・エンド−」を観てきました。
N2さんの評価を気にしつつ、周りからの意見も聞きつつ観に行ってきましたが…。

感想は一言…残念です。

本当に本当に書ききれないほどの疑問がいっぱいでした。
謎が謎を呼んで解ききれないうちに終わってしまった感じ。
大雑把に感想を一言で言えば、何がしたかったんだろう?って感じです。
このパイレーツ3を観た感想をしゃべれ!と言われれば、後から後からいっぱい疑問とか不満とか出てくるんですけど、いざ文章にしろと言われるととてもまとまらないので省きます(笑)

変わりに面白かったところとか楽しかったところを書こうかな…とも思ったんですけど…。
あれ…??大丈夫!ちゃんとある!ある!!(焦)

やっぱりジャックがいっぱい出てくるところはすっごく楽しい。
ぜ〜んぶ違う動きしてるし可愛いから1人くらいくれないかしらって、本気で思いました。
ジャックで一番かっこいいと思ったシーンは、船の上の戦闘シーンでロープでぐるぐる空中を周りながら、射撃するシーンのどアップ。
あそこマジかっこいい……!!!!(鼻血)
ジョニー・デップがすっっっっごくセクシーでかっこいい表情をしてます。
一瞬なのがもったいない…!!あそこだけもう一度観たいくらいです(一時停止したい)
あとは今回はバルボッサがすごくかっこいい。
1作目と同じ人物ですか?ってくらいかっこよくて、そして優しい。エリザベスに対して父のように温かい目を向けたりしてます。どうしたの?(笑)
猿のジャックも可愛かったし、ウィルのオーリーは正統派にかっこいいと思います(私はジャック派ですけどっ)
そしてね〜一番気になってるのは2から登場している敵のデイヴィ・ジョーンズの左頬にある息を噴き出す?穴。
あれが毎回すっっっごく気になるんです。
ぷしゅーぷしゅーって動く度、指を突っ込んで止めたくなる…!!!!
友人にこの事を言う度「変だ」と言われますが、ああゆうの気になっちゃってダメなんです…。
そしてビルの顔とか体についた貝とかも全部ナイフでガリガリはがしたい…!!
(海の岩肌についてる貝とかガリガリ取りたくなるタイプなんです/どんなタイプだ)
こんな…ところ…?
でも細かいところでちょいちょい笑いましたよ。ちゃんと。 

でーもーーーーー!!!

エンドロール後のエピローグは私的にはいらなかったです。
激しくいらなかった。
見終わった瞬間絶句になるくらいいらなかったです。

本当に最後までガッカリでした…。
でもジャックはかっこよかったよ。これだけが真実。

2007/6/14 Thursday

This is Sparta!!

Filed under: 映画・DVD — N2 @ 3:21:55

暑くてバテぎみなN2です。

今回も映画の感想など。
「300(スリーハンドレッド)」を観てきました。
この映画はスゲ〜よ!
「300人vs100万人」
この絶望的な戦いを、スパルタの一騎当千の戦士たちが戦い抜く!
まさに漢のための漢映画でした!!
ストーリーはド真ん中剛速球で、ひねりもどんでん返しもなにもありませんが、とにかく圧倒的なパワーにあてられてあっという間の二時間でした。
自分的には、昔初めて「マッドマックス」(1作目)を見たとき以来の衝撃でした。
「暴力と誇りと家族愛」
まあ、今作は「暴力と誇り」の比重がかなり重いですが、それでもかなり「マッドマックス」に近いものを感じましたね。
粒子の粗いセピア調?のビジュアルと重厚なサントラが見事にマッチして、中だるみのない演出もありじつに見ごたえのある映画になっています。
ビジュアルはとにかくカッコイイの一言!
怪獣のような象やサイ、不気味なペルシャ王親衛隊、おかま(?)ペルシャ王、そしてそれらと戦う筋肉隆々のスパルタの先鋭たち。
元がグラフィック・ノベルのためか、しびれるレイアウトが盛りだくさんで、絵描きさんには特に観る事をオススメします。
これみて刺激を受けないようだと、絵描きとしてはマズイだろ…と言い切ってもいいくらいビジュアルがスゴイです。
戦闘シーンも、かっこよすぎるくらいカッコイイです。
スローを多用した流れるような戦闘シーンがじつにクールでいかしています。
お色気シーンもありますが、その辺ははっきり言ってなくてもよかった気がしますね。
サントラがまた聴き応えがあり、重厚かつ燃えまくりな曲がてんこ盛りです。
サントラマニアのオレが数年ぶりにサントラCDを買ってしまったくらいです。
(このブログも、サントラCDを聞きながら書いてますよ。)
誇りのために戦い、誇りのために死んでいくスパルタの戦士たちを見ていて、「漢とはかくあるべき」などと単純な自分は思ってしまいましたよ(笑)
ラストで魂が震えないヤツは漢じゃないね!(言い切っちゃうよ、今回は。)

今期はたくさんの話題作が公開されていますが、もっとヒットしてもいい内容だったと思います。
あ、でも女性や子供にはグロさの部分でオススメできないので、やっぱヒットは難しいかな……
近年めずらしい直球勝負の作品ですが、漢なら一度は観ておくべき秀作です。
できれば劇場の大スクリーンで観る事をオススメするですよ…てか、劇場で観ないと後悔します、マジで!
オレ評価では
「スパイダーマン3」≧「300(スリーハンドレッド)」>「ロッキー・ザ・ファイナル」>>>>>>>>>>>「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
ってカンジ?
次は多分「ダイ・ハード4.0」
その次は「トランスフォーマー」だね。

2007/6/13 Wednesday

炭水化物

Filed under: 健康・料理, 映画・DVD — GYO @ 14:23:34

こないだ数ヶ月ぶりに体重計に乗りました。
過去最大時に匹敵する数字でした。

健康診断にひっかかった時に再検査前後の2〜3週間で
ちょっと摂生したりして、少しだけ体重減りました。
その後、安心して夜中に炭水化物ばかり食した結果です。

肥えたことによって、着るものが上下ともになくなって
きたというか、無理矢理着れますけど…みっともないかも
しれないので、一昨日(6月11日)から減量はじめました。
内容は夕飯に炭水化物を採らないようにするというだけです。
夕飯食べる時間が23時頃なので、18時位までは昼食ということで
食べてもいいことにしています。
この文章を書きながら、1袋300kcalのお菓子を食べてる
時点で無理かもしれません。しかも美味しくない。
ちなみに禁煙はできませんでした。
禁煙中にみた「コーヒー&シガレッツ」
というオムニバス映画のトム・ウェイツとイギー・ポップの話が
おもしろかったので、ついつい吸ってしまいました。
禁煙成功を祝って喫煙するといった話で、
この映画の中で一番気に入っています。

話がそれましたが…
デブになると弊害の1つに、「足(かかと)が痛くなる」
というのがあるかと思います。
朝起きてトイレへと歩くのすら苦痛な程、痛かったです。
最初は原因が分からなかったので、
形成外科に行って診察してもらったのですが
原因はわかりませんでした。骨などにも異常なしです。
太りすぎが原因ですか?って聞いても、わかりませんとのこと。
結局、踵が厚い靴を買ってきて
(踵にAIRとか書いてあるたぐいのもの)
それを常に履いていたら治ってきました。
コンバースのような踵の薄い感じの靴は
履けない体になってしまいました。
念のため、自分よりちょっとデブの友達に
踵が痛くないか聞いてみたのですが
「痛いよ!」と涼しい顔で答えていたので、
間違いないでしょう。

2007/5/31 Thursday

海賊ものなら宝島だよね、やっぱ。

Filed under: 映画・DVD — N2 @ 2:40:14

ようやく風邪が治りつつあるN2でございます。

前回に引き続き、またまた映画を観てきましたよ……一人でな……(泣)
今回のお題は、話題の海賊映画第3作

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

でございます。
1作目の予想外の大当たりで、急遽決定した3部作の完結編ですね。
1作目が思いのほか面白かったので、好意的に続編製作を歓迎していたのですが……
正直、今作は期待ハズレでしたね……
めまぐるしく変わるキャラ配置、様々な疑問をどんどん置き去りにして進んでいくストーリー、まったく必要のないキャラが多すぎてウザイetc.etc……
画像のすごさと壮大なBGM、勢いと俳優の魅力だけで一気に見せるプロデューサー・ジェリー・ブラッカイマーの悪いところが久々に全開になってしまった残念な作品でした…
いや、それでもブラッカイマー作品はストーリーに目をつぶれば、それなりに楽しめるという唯一優れた部分があるのですが、今作はそれさえなく、3時間あまりただただダラダラ見させられるキツイ内容でした。
ここからチョットネタバレ入りますよ。
 

今シリーズの主人公ジャック・スパロウがなかなか出てこない、出てきても影薄すぎ…主役は誰なのよ?とか冒頭の少年は何者なのよ?とか、「クラーケン」どうしてあんなことになってるの?とか、あのキャラ大層な扱いのようだったけど結局あんなコトしかしないままどうなっちゃったのよ?とか、「伝説の海賊」って結局なんにもしてないジャン?とかとにかく疑問だらけなワケ!

 

なんかね、いろいろしようとしてまったく消化しきれなかったカンジでしょうか?
もっと単純な話しで良かったと思うんですよ、オレは。

ジャックを救うために「伝説の海賊」集合→いろいろあってジャック救出→さあ決戦だぁ!→大勝利!大団円!

コレくらいシンプルなストーリーにしておけば、各キャラの見せ場も作れただろうし複雑な人物関係で混乱することもなかったでしょうし、最後の戦いもあれだけ船を集め、さぁ戦いだ!ってのに何故かタイマン勝負になっててションボリってこともなかったと思うんですよね。まあ、これだといつものブラッカイマー作品になっちゃうんだけど、それでも今作よりは面白い作品になってたハズだしね…
なんか、いろんな意味で残念な作品でした。
数少ない良いところをあげるなら、ハンス・ジマーの音楽は相変わらず素晴らしかったってのと、キース・リチャーズよく出てくれましたってトコくらいかなぁ……ジャックがいっぱいってのはオレは楽しかったですよ!
期待が大きかっただけにホント残念でした。
ここ最近見た作品では、
「スパイダーマン3」>「ロッキー・ザ・ファイナル」>>>>>>>>>>>「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
ってカンジ?
次は「300(スリーハンドレッド)」を観に行く予定です。
その次は多分「トランスフォーマー」かなぁ…
あ、その前に「ダイ・ハード4.0」があるね。

2007/5/22 Tuesday

ゲゲゲの鬼太郎だよ

Filed under: 映画・DVD — pepe @ 17:42:33

目玉おやじ萌え!どうもpepeです。

先日映画『ゲゲゲの鬼太郎』を見てきました。
普段だったら絶対見ない部類の映画なんですが本当に他に見るものが何もなくて…。
(残念ながらスパイダーマンは1作も見てないので)

「まあタダ券だから面白くなくてもいいや」
「鬼太郎が外国人の謎が解けるかもしれないし」

…と思って見たら、なかなか面白かったです!飽きなかったし。
でも鬼太郎が外国人の謎は解けませんでした…。
だって、ねずみ男も猫娘も出てくる妖怪はみんなピッタリの役所なのに、なんで鬼太郎だけウエンツ君というバリバリ外国人顔の子なんでしょう?
イケメンの鬼太郎にうっかりときめきそうになるくらい(あくまでなりそう…ってだけ)
すごく変な気持ちになりました。
ヒロインの井上真央ちゃんがとっても可愛くてイケメン鬼太郎とラブラブ(違)してると微笑ましかったです。
だから最後はちょっと切ない恋の終わりに寂しくなったり。
シカトされるウエンツとかかわいそう(違)

大泉洋のねずみ男もリアルですっごく気持ち悪くてイライラしました。ねずみ男が大嫌いなので。
なんかちゃんと大泉洋の独特なねずみ男になってるんですけど、それもまたイラっときました(笑)
これって役者として素晴らしいことですよね(笑)
でも彼は自分がねずみ男になった理由が分からないとか言ったらしいですね?
その発言にびっくりだわ〜!鏡見た?そっくりなのに〜。

で、一番興奮したのは目玉おやじが出てくるシーンです。
めっちゃくちゃ可愛い。鬼可愛かったです。
ちっさいもの好きとしては是非手の平に乗せて遊びたい(真っ裸のおっさんだけど)
マトリックスばりの逃げっぷりとか最高でした。
いつまでも元気でいてほしいな〜<え?

EDの田中麗奈のセクシーダンスに釘付けになりました(よね!?)
そしてエンドロールで若干びっくりしたことがあって余計楽しめました(内容は秘密)

まとまりないですけど、楽しめた映画でしたってことで(笑)
心はもうジョニー・デップに向かってしまっているの。ごめんね、ウエンツ。

2007/5/17 Thursday

久々に……

Filed under: 映画・DVD — N2 @ 6:09:52

風邪でダウンしてはカウント9で起き上がるN2でございます。

先日、久々に映画館に映画を観に行ってきました。
一人でな……orz
「スパイダーマン3」と「ロッキー・ザ・ファイナル」のはしごをしてまいりました。

まずは「スパイダーマン3」。
いや〜、期待通りの出来でした!
「死霊のはらわた」からのサム・ライミ監督ファンとしては、満足できる出来でしたよ。
(一番好きな作品は「ダークマン」だったりしますがね)
最新VFXを駆使したサム・ライミらしい偏執的でスピーディーなアクションと、主人公ピーターのダメっぷりが見所でしょうか?
ヴェノムとかサンドマンとか新キャラももちろん見所なワケですが、キャラを出しすぎたために各キャラの掘り下げが足りなくてゴブリンやドック・オクほど魅力的な敵キャラには出来なかったのが残念でした。
あいかわらずMJは可愛くないし、細かいところで突っ込みどころ満載だけど、勢いと映像の迫力で一気に見せてしまう手腕はさすがです。
2時間以上の作品ですが、飽きさせず見せていただきました。
続編の予定もあるようですが、サム・ライミが監督をするならモチロン観に行きますよ!
噂の「死霊のはらわた」のリメイクも楽しみだったりするのですが、実現するのかねぇ……

で、お次は「ロッキー・ザ・ファイナル」。
正直あまり期待はしてなっかたんですよ。
だって、「ロッキー5」はあの出来だったし、もうスタローン60歳ですよ!?
期待しろってのがムリな話なワケ!
で、あまり期待せずに観たワケですが……これが思いのほかイイ出来でビックリ!
前半はたるいのですが、ボクサーライセンスを再取得し、現チャンピオンとの試合が決まってからはスタローン節全開で魅せる魅せる!
おなじみのテーマ曲をバックにトレーニングするシーンが始まるともうスクリーンから目が離せません。
全盛期ほどではないけど、それでもとても60歳には見えないその体!
「ターミネーター3」の時のシュワちゃんにはガッカリでしたが、薬物使用してでもこれだけの体を作って撮影に臨んだスタローンはスゲ〜と本気で感心しました。
試合シーンも迫力満点で(少々スタイリッシュにしすぎた感もありましたが…)映画内の観客と一緒に<ロッキーロッキー!>と叫びたくなってしまいました。多分一人で観ていたら間違いなく叫んでいたでしょう!
試合終了の瞬間、大興奮大感動でした。
「ロッキー1〜3」までをこよなく愛する人達なら、間違いなく楽しめる良作です!
「ロッキー4」がどれよりも好きだ〜という人にはイマイチかもしれませんが…
次は「ランボー」の新作を撮るらしいですが、今回は後半だけ動けばOKな構成でうまく肉体の衰えをごまかせましたが、「ランボー」はそういうワケにはいかないと思うのでどうするのか楽しみでもあり心配でもあります。

で、今回劇場でかかってた予告で気になる1本がありました。
「300」
フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベルを元にペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品らしいのですが、見た目のインパクトがとにかくスゴイ!
スパルタ軍300人の先鋭が100万のペルシア軍を向え討つというストーリーですが、スパルタ軍の連中が筋肉隆々のヒゲ野郎で、それがガチンコでペルシア軍を斬って殴ってたたき伏せていくシーンがムチャクチャカッコいいのですよ!
こいつは劇場で観ないと後悔しそうなので、時間を作って観に行くつもりです。

あ、最後にアニメ「時をかける少女」をようやくDVDで観たのですが近年まれに見る良質のアニメ映画ですので、まだ未見の人はレンタルでもいいので一度は観ていただきたい。
これも、感動間違いなしの傑作です。

2007/5/10 Thursday

マスカラ付けすぎると黒い涙になる

Filed under: 映画・DVD, 思い出 — doku-kinoppy @ 12:23:31

茸です。

昨日のPEPEと同様、私も近年片付けられない女化が進んでおり、にっちもさっちも行きません。
どこに何があるのかさっぱりわからんのでたまに片付けると小銭が出てきたりしてなんだか得した気分!うふっ!思い出の品に何年かぶりに再会することもあるよ!きゃっ!

さて現在公開中の『黄色い涙』ですが、原作者の永島慎二先生は昔大変お世話になった方です。
以前勤めていた会社の真裏に住んでらして(永島先生曰く会社の方が裏で自分ちが表だ、という事でしたが)、会社の屋上に上って下を見ると、永島先生のお宅の庭が丸見えでした。広いお庭に大きなプールがあって、魚が泳いでいたっけな。

ご近所さんだったので、永島先生は毎日お茶を飲みに来られてました。お茶を飲んで、煙草吸って、社長と喋って、1〜2時間まったりされて帰られる。毎日その繰り返しです。私達も気軽にお話しさせていただいて、大先生なのに気さくな優しい方でした。
永島先生といる日々があまりに日常だったので、何を喋ったかとりとめなくてほとんど覚えていないのですが、
「今度みんなでハワイに行きましょう。マリファナ吸いに」
って仰っていたのは覚えてます。結局行かなかったけど、行きたかったですな。

ハワイには行かなかったけれど、湯布院と柳川に社員旅行で10日ほど行った時には、永島先生にもご一緒して頂きました。社員旅行に10日て。今にして思えばその間の業務はどうしてたのか、そんなことしてよく月刊誌が出せてたな。

花見では、一緒に着ぐるみを着て頂きました。私はピンクのゴジラ。永島先生は牛。酒に酔ってちょっとエロくなっておられました。その記憶は翌日にはなかったようです。

『かかしがきいたかえるのはなし』という本を担当させていただきました。
もちろん新装版ですが。
担当するにあたり、永島先生の作品を全て読みました。
漫画家っていうのは、魂を削って紙に命を写し込んでいる人のことをそう呼ぶんだ。
そう思いました。
優れた作品を描く人ほどかたわで、幸せな人生を送るために生きているのとは違うのだと。
『漫画家残酷物語』は、数ある名作の中でも特に好きな本です。

それが永島先生とさせていただいた唯一の仕事だったと思います。あとは遊んでばっかりでしたから。
本が出来上がったときに、『ガロ』の初代編集長だった長井勝一氏に呼ばれ、天ぷら屋でお食事をさせていただきました。
「この本を作ってくれてありがとう」
と言われました。

その後すぐ長井勝一氏は亡くなられ、一昨年永島先生も亡くなってしまった。
亡くなられたときは、後悔の念でいっぱいでした。
あんなにお世話になった方だったのに、亡くなられる前は何年も顔も見せなかった。
病状が悪いという話は聞いていたのに。
なんだかいつでも会えるような気がしていたので、わざわざ会いに行くのが恥ずかしかったのかもしれません。阿佐ヶ谷のCobuに行けば、今でも煙草を吸いながら珈琲を飲んでいる永島先生に会える気がする。

そんなわけで当然『黄色い涙』を観に行ったのですが、劇中で嵐の二宮和也演ずる漫画家の青年が、編集者にこんなもん売れるか!もっと売れる物を描け!と言われながらも一夏かけて魂込めて描き上げた作品が『かかしがきいたかえるのはなし』だったのです。もちろん本物じゃないが、永島先生の絵にそっくりな絵で下絵からペンが入っていくかえるが、かかしが見られて、胸が詰まりました。

いやあ、良かった。ホントに。
去年、永島先生のお墓参りに鎌倉に行ったんですが、今年も行こうかな。
「映画、良かったですよー」って言いに。

2007/4/23 Monday

甘酸っぱさを甘く見んな

Filed under: 映画・DVD — doku-kinoppy @ 17:45:55

キノコです。

世の中には、色んな映画がありますよねー。
昔勤めていた会社の社長は大変な映画好きで、社員も強制的に週に一度は映画を観させられていたのですが、その頃の習慣がまだ残っていて今でも週に一度は映画を観る生活リズムになっています。

当時印象に残っている社長と社長の友人K氏のやりとり。

社長「『シンドラーのリスト』は駄作だ!俺は今までゴマンとユダヤ人の映画を観てきたからわかるんだ」
K氏「五万もユダヤ人の映画はねえよ」
社長「………。」

確かに五万も作られてないよね〜。

さてそんなわけで色々映画は観るんですが、大体は邦画を観てます。理由は、洋画は字幕を追うのが面倒くさいから。他にも私なりに選ぶ基準はあるんですが、泣ける系の映画はなるべく観ないようにしています。結果的に泣ける分には構わないが、泣かそうと思って作られている映画はあんまり感心しないのよ〜。『セカチュー』とかね。あとあんまりゆっくりしっとりセピア色な感じもね。『メトロに乗って』とか『天国は待ってくれる』とかね。あ…要するに岡本綾が出てる系の映画ね。いや、わかりません。わかりませんよ。なんせ観てないんですから。観たら大号泣の末に「私が間違ってました!素晴らしい!岡本綾ちゃん萌え〜!」となるかも知れません。知れませんけど、とりあえず他に観るもんがある時はそういう映画は観ないので、気がついたら上映が終わっています。

そんな中で、この映画もどうもポスターやら予告を観る限りしっとり系のセピア色な感じがしたので、まあ観ねえだろうな〜と思っていたんですが、観てしまいました。『檸檬<れもん>のころ』。

なんで観ない観ないと思ってたのに観ちゃったのかな〜。未だによくわかりませんが、結論から言うとこの映画は全くしっとりでもセピア色でもなく、スタローンやシュワやジャッキー・チェンが生温く感じるほどのエキサイティングな心のアクション映画でした。観る前は甘酸っぱい恋愛青春映画だと思って観たのに、観終わった後も間違いなく甘酸っぱい恋愛青春映画だったのに、観る前と観た後で恋愛青春映画の認識が変わったというか、つまり私の甘酸っぱいものに対する考え方こそが甘酸っぱかったっていうか…。甘酸っぱいってハンパねえ。普通の高校生の青春って、こんなにデンジャラス・ラブだったのか!!
恋や進路や夢の壁に真正面からぶつかってなんのガードもなく傷つく少年少女達がとにかくエロい。なんにもエロいことしてないのに。私達って10代の頃こんな風だったかしら?思い出すと禁断の蓋を開けてしまう気がしてお、お、思い出すのが怖い!!やめとこう!!
映画館に全然人が入ってなかったのをいいことに(興行収入は大丈夫か?)、小声で「ギャー」とか「ヒー」とか叫びながら観ていたので、映画館を出たときには全身にじっとり汗をかいて軽くマラソンした後のような疲労と倦怠感でした。つかれたぽ…。

今後観る人がいたらちょっとだけネタバレになるんでアレなんだけど、1シーンだけ特に手に汗握った箇所を書きます。書かせて!

少年と少女の通学電車。たまたま二人、乗り合わせる。
少女「そんな…じっと見られて、なんにも感じるななんて言われても…無理」
少年「もう…見ない。だから…避けんな」
いても立ってもいられなくなって、降りる駅ではないのに降りようとする少女。の、腕をガッと掴んで少年!
「逃げんな!!」

うわーーーーっ!!たーーすーーけーーてーードラえも〜〜ん!!

このあと、本当に降りる駅に着いて少女は逃げるように場面を立ち去るのですが、車内に残された少年は慌てて逃げたために少女が置き忘れたリップクリームをじーーーっと見つめます。そのリップクリームの匂いがレモンなんですわ。だから、『檸檬のころ』。

ここに挙げた1シーンはホントにごく一部で、他にもたくさん「ウワーーーーッ!!」となるシーンはいっぱいあります。粘つく汗をかきます。

もちろんそれだけの映画じゃないんですが、それだけの為に観てもいいと思う。軽く運動不足が解消されます。

さて今回はもう1本紹介したい映画が。

『イラク 狼の谷』です。

ことらは本当のアクション映画。トルコで歴代動員記録1位を獲得した史上最大のヒット映画です。世界28ヶ国で公開されましたが、あまりにも露骨に反米感情剥き出しの映画なので、アメリカでは軍関係者には観るなとおふれが出たとか。アメリカ大好きな人には向かないかも知れませんが、普通にアクション映画として観ても十分面白いです。アメリカ大嫌いならスカッとしてなお面白い…。こちらは今年の夏公開予定だそうです。
 

2007/4/9 Monday

安達祐実を初めて見た時

Filed under: 映画・DVD, テレビ・芸能・音楽 — doku-kinoppy @ 22:10:44

地上に降りた最後の天使だと思った。

 

痛い!痛すぎる書き出し!!

 

だけどしょーがないじゃない、ホントにそう思ったんだから!

 

ご挨拶が遅れました、2度目の書き込み、キノコこと毒キノッピーです。

もうめんどくさいから、かな表記。

 

初めて祐実を見たのは、『具が大きい』のCMでした。

おそらく8歳くらいの祐実が、小林稔侍扮する父親に、「どんぐり」だか「あんぐり」だか「具志堅」だか忘れたが、文字の中に『ぐ』が入る習字を見せて、誉めて貰おうとするのだ。だが、父稔侍は何故だかそんな愛らしいはずの娘を冷たい目で視る。そしてにこりともせずに言うのだ。

 

「“ぐ”が大きいんじゃないのか」

 

…誉めてもらえると思っていた。

笑ってくれると思っていた。

だって学校では誉められたんだよ?

先生に、祐実ちゃん上手だねって…、おうちの人にも見せてあげなさいって…

 

さっきまで笑顔だった祐実の顔が、みるみるしぼんでいく。

寂しそうにうつむく。

台所では若い母親が、そんな父娘のやりとりを聞いているのかいないのか、包丁をトントンと、夕食の支度に精を出している。

 

このCMは衝撃的だった。

もちろん祐実のあどけない可愛さにまず釘付けになったわけだが、ただ可愛いだけじゃここまで祐実に惹き付けられはしなかったろう。では何に惹かれたのか?それは祐実の、愛されない寂しさ、その不幸にだ。あの子供の狂おしい孤独に、胸がキュンキュン締め付けられて、当時自分も思春期だった妄想だらけのティーンネイジャーはのた打ち回ったのだ!可愛い!守ってあげたい!す、好き!!

 

その後祐実は、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れっ子子役になって行き、すぐに私だけの祐実ではなくなっていく(でゆうかもとから私だけの祐実じゃないわけだけどそこはイタイからスルー)。

あれよあれよという間に国民的スターになっていく。が、しかし、どこまでも祐実には暗い影が付きまとっていた。

 

まず1993年公開の祐実初主演映画、『REX

角川春樹の麻薬所持問題で公開一週間で打ち切り…だったような気がする。

ちなみに私が唯一持っている映画のビデオがこれ。

 

そして翌1994年、ついに伝説のTVドラマ『家なき子』が始まる。

言わずと知れた祐実の真骨頂がここにある。

 

このドラマには第一話からやられた。

家庭の事情を気遣う担任教師に呼び出された祐実は、その親切な教師を陥れる為に自らのパンツをずり下げ、突如として泣き喚くのだ。「先生、止めて下さい、先生!」

小学生だぜオイ!そして祐実の画策通り、教育熱心な若い教師は冤罪によりその場を連れ去られる。残された祐実の冷たい、冷たい瞳。ゾッとした。あまりに魅力的で。

 

そしてあのCMを思い出した。

おそらく稔侍は祐実の本当の父親ではない。そもそも祐実の父親にしては若干年が行き過ぎている。遅くできた子なら、ただでさえ可愛い我が子だ。目に入れても痛くないほどだろうに、あの仕打ち。「あの父親は我が子に対して冷たすぎる」と、当時本当に新聞に投書があったくらい、稔侍の視線には愛情の欠片もなかった。そしてあの若い母親。

娘が父親に可愛がられていないと感じたら、普通なら泣いて怒って抗議するところなのに、見てみないふりを貫き、淡々と、食事の支度だけを我が身の最大の使命であるかのように台所から離れない。この家族関係は異常だ。そうだ、あれは負い目だ。母親には負い目があるのだ。だから祐実を稔侍から守れないのだ。祐実は、母親の不貞の末にできた望まれない子だったのだ。

 

そ、そ、そ、そらーとうみとのあいだにはー!!

 

ああ、妄想楽しい。本当はもっと、祐実の芸歴分だけ妄想は続いていくわけですが、さすがにここにアップするには長すぎるのでこの辺で止めておきます。

 

下版が差し迫ってて入稿遅れまくってんのにこれ書くのに1時間も使っちゃったよ。

な〜にしてんですかワタシ〜。バカじゃな〜い…。

2007/3/23 Friday

砂漠の王女と海賊の話

Filed under: アニメ・特撮, 映画・DVD — pepe @ 15:32:51

初めまして、主に『親にも言えない』シリーズ(今月末発行で終わりですが)とBLEACHのアンソロジーを担当しているpepeです。 
N2さんによくお菓子とぬいぐるみを与えてもらっています。

ブログって言われても本当に何書いたらいいのか分かりませんね…。

日記は三日坊主で終わるタイプなんです(日記だけじゃないけど)

が、そんなことも言っていられないので頑張りたいと思います。

いきなりですが、今月の初めに劇場版『ワンピース エピソード・オブ・アラバスタ 砂漠の女王と海賊たち』を観てきました(友人のおかげでタダだったし!)

ワンピースは大好きな漫画だし、あの大人気のアラバスタ編が劇場版で蘇るということで、とっても楽しみにしていきました。

とりあえず結果だけ言うと……泣けるけどガッカリ…かな。

アニメの方は当時観たような気もするし、観てないような気もするしってところで(記憶が曖昧)、あんまり比べたりってことはできなかったんですけど、やっぱりすっっごく長い話を90分の尺の中に納めるわけだから大分無理があったと思います。

何より原作読んでる前提じゃないとついていけないかと…。

あえて昔のエピソードをやるくらいだから観に来る人は原作ファン対象ってしてるのかしら?

アニメ好きのお子様とかには可哀相かと思いました。。

まあ私も原作知ってる前提で感想を簡単に書かせてもらいますけど(ごめんなさい)

一番残念に思ったのはルフィ海賊団のそれぞれの闘いは時間上おいしいところだけ残して他はカット!ってところかしら。

丁寧に描かれていたそれぞれの戦闘シーンだっただけにすごくおしい!

それでもウソップの戦闘シーンでは泣いたんですけど、チョッパー全然出てこない…!!いいとこなくない!?って感じ。

(チョッパーが好きなので余計そう感じてしまったのかも)

なので基本的流れが全部ポイントだけ残してカット、状態だったのですがその残ってるポイントが全部泣けるものだから、結局映画館で号泣していました。大人なのに。

世間で泣ける!っていう恋愛映画観ても我慢して泣かなかったりするんですけど、ワンピは我慢できませんでした。

ずっとハンカチ片手に鼻ズルズル、涙も大粒でした。

横に座っていた小学生の男の子に見られるくらい。ほっとけ。

一番泣いたな〜って思うのは、ルフィがビビに「俺たちの命も一緒に賭けろ!仲間だろ!」っていう所・ペルが爆弾持って飛んでいく所・トトおじさんが登場したところ。

…かしら?トトおじさんは出てきただけで泣ける。ダメだ〜。

ペルもすっごい好きなので、もう全部かっこいい。

でもやっぱり一番かっこいいと思ったのはゾロです(サンジかゾロかと言われたらゾロ派です)

ごめんなさい(笑)

そういえば、映画ではルフィとビビの恋愛要素があるって聞いたんですけど…。どこ?(爆)

あとは絵もすっごくひどかった〜。泣けるくらいひどかった…。。

とりあえず、DVDで十分だと思いますよ。うん。(ひどい文章だな…)

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