紅と日向紺青
今日がこの梅雨最後の雨となるか、
しっとり降って冷夏の兆しもひたひたと。
折角実が大きくなってきたペピーノも、
日照不足かまだ白っぽく、
かと思えば予想を裏切り早々とフシグロセンノウは
開花済み、青虫の食害で一休みです。
矮性アガパンサス、‘シルバーベイビー’は散り始め、
‘ストリームライン’がいよいよ咲き出しました。
タイミング的にはアジサイの事を書こうとしてたので、
丁度具合の良い天候ではあります。
我が家には3種類のヤマアジサイがあるのですが、
どれもこの春先に植えたばかりの苗木で、
樹高はせいぜい20センチ強ってところ。
それでも次々に花を付けるのだから、
この後1メートルを超えた際が楽しみではあります。
散々写真を上げてた‘胡蝶の舞’。
花付き良く、結構咲きましたが葉の方はそこそこ。
大きくなるまでまだ暫く掛かりそうです。
丁度‘隅田の花火’のヤマアジサイ版といった趣の変形花です。
そしてまだ写真を撮る前に散ってしまった‘クレナイ’。
ヤマアジサイの中でも人気品種で、
一旦咲いた白い装飾花が、徐々に濃い赤色へと変化していきます。
物の本によるとリン酸分多めの施肥が良いらしいのですが、
地植えでは綺麗に赤くするのは困難なようです。
うちのも紅色のグラデーション止まりでした。
最後まで花を付けている‘日向紺青’。
基本的にアジサイは、酸性なら青く、
アルカリなら赤くなる、というのがお約束なのですが、
ヤマアジサイはそこまで土の酸性度には左右されないとも。
聞く限りでは花立ちの良くない品種らしいのですが、
我が家の紺青は、花立ちはまずまずで根性を見せ、
新芽は三本中最も延びが良く、
早くもヤマアジサイ独特といわれる、
樹型の暴れっぷりの片鱗も伺わせつつ。
カリ分多めの施肥が青さの秘訣と聞きますが、
ヤマアジサイの中で最も濃いといわれる、
その濃紺の花にまでは及ばずです。
今生の内に見たい物ではありますが、一年目はこんなもんか。
SCATの懇情でした。
胡蝶の舞
日向紺青
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