20年ぶりに大学の恩師に会う。
タカです。
先週、20年ぶりに大学の恩師にお会いしました。
わたしは某美大の映像学部の卒業生なのですが、
恩師が7年がかりでドキュメンタリー映画を完成させたというので、
見に行ったわけです。
題名は『Cuba/Okinawa サルサとチャンプルー』
戦前、キューバの離島、フヴェントゥ島に渡った日本人がどのような変遷を辿って
きたかというドキュメンタリー映画だ。
2007年、現在、フヴェントゥ島の日系一世の日本人は99歳の男性一人
しかいない。日系二世、三世になるにつれ日本語はしゃべれなくなり、
徐々にキューバに溶け込んでいく。
そんな中で「日本に帰りたい」と願いながらキューバの地で死んでいった祖父の骨
を持って息子と孫が沖縄に辿りつく。しかし、その息子と孫は逆に沖縄の地が気に
入り、結婚した娘をキューバに残して沖縄に定住してしまう・・・。
戦時中の話なども出てきて、かなり重い映画のはずなのだが、キューバと沖縄の
明るい景色と音楽(サルサと沖縄民謡)のせいで、そんなことが全然気にならない
不思議な映画だ。
それにしても恩師は70歳も近いというのに精力的に活動していて本当に頭が下がった。
そして、時が流れる速さを身をもって感じました。
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