井上雄彦、最後のマンガ展に行ってきた!
タカです。
井上雄彦の最後のマンガ展に行ってきました。
場所は上野の森美術館、すごい人気です。
(人気がありすぎて土日、祭日は予約券がないと入れない)
バカボンドで描いている宮本武蔵が死ぬ瞬間を描いている。
死んだはずの槍の宝蔵院がふたたび出てきたり、
沢庵和尚が出てきたり幻想的な内容。
そして、見捨ててしまった子供が柳生城之助として、
孫を連れてやってきたり、
大勢の武芸者が教えを乞いにやってきたりする。
それにしても、この人の絵のうまさは半端ではない。
三畳もあろうかという紙に、細密な墨絵を何枚も描いている。
これは漫画家の範疇を超えて、立派な画家ではないかと思う。
最期、武蔵から球状の魂が飛び出てくるが、
その魂には数多くの棘がささっている。
そして、ついに父が現れ、武蔵と語り始め、
感動のラストシーンへと繋がっていく・・・・。
武蔵が心の底で本当に求めていたものの姿が巨大な絵で現れてくる。
美術館の最後の部屋では本当に目を赤くしていた女の人がいた。
武芸を極めた武蔵が本当に求めていたものは何だったのか・・・。
その答を知りたい人は、ぜひ、上野の森美術館に足を運んでください。