2007/3/22 Thursday

海辺の思ひ出

Filed under: 思い出 — tmr_e @ 18:32:40

港に行くとするめが食べたくなるのは
私だけだろうか?
 

話は変わるが
私の父母の実家は九州の南
鹿児島県内のとある小さな島である。
(※よく勘違いされるが、私自身の実家ではない)
幼少期はよく、父母に連れられ帰省し
いとこ達と一緒に海で遊んだものだった。

祖母の家は海から五分もかからない。
祖母の家で水着に着替え
そのまま海まで走っていく。
エメラルドグリーンに煌き澄み切った
まさに模範的な南の島の珊瑚礁の海は
しかし近くで見ると
アメフラシが珊瑚礁の間に点在していて
うっかり踏んだりしようものなら
怪しい紫色の汁を出すし
やたらトゲの長いウニが
その存在を主張していたりと
子供心にとても気味の悪い場所でもあった。

珊瑚礁の棚田から遠ざかるように
泳いでいくとそこは
熱帯魚が群れを成して泳ぐ
一見とても美しい平和な海であるが
突如ウツボが海底から顔を覗かせたり
縄張りを守るカワハギに襲撃されたりと
様々な危険が潜んでいる。

ある時はひものようなクラゲにさされ
ものすごく痛い思いをし
またある時は長いトゲを持つウニの
その長いトゲがサンダル越しに足裏まで貫通し
抜いたと思ったものの途中で折れていたらしく
半年後、足にできた血豆から残りのトゲが出てきたりもした。

そんな訳で海はそんなに好きではない。
海か山、どちらか選べと問われれば山を選ぶ。
山だって、そりゃあジョロウグモがいたり
アオダイショウやシマヘビが潜んでたり
(しかも!その島にはハブがいるのだ)
危険といえば危険かもしれないが。。

ただ、海でも昔は直接ムラサキウニをとって
それをその場で割り<海水で洗って食べたりした。
それがとても美味しかったのが忘れられない。
今ではそのウニももう滅多にとれなくなってしまった。

山でもノブドウやアケビやノイチゴを食べたり
しいの実(これは炒って食す)をとったりと
結局私のよい思い出は、食べ物に直結していて
昔から食べ物に卑しいのは変わっておらず
なんだか笑ってしまう。
   

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