2008/5/1 Thursday

なまぬるいGW。仕事、はかどらず。

Filed under: コミック・小説・読書 — doku-kinoppy @ 20:19:51

茸です。

なんか色々と書くことがあるような、ないような。

最近読んだ本の中で素晴らしかったのは、今年の直木賞受賞作の『私の男』桜庭一樹著。
これまでの人生で読んだ本の中でもかなり良かったです。個人的に。ただ好き嫌いがはっきり分かれそうな内容だなと思いました。ある本の虫のデザイナーさん(男性)は、桜庭一樹の文体が気持ち悪くて読めないそうです。なるほろ。男の人にはそうかも知れないですね。ザッツ・女の感性て感じでしたから。まあ本なんて物は好きずきですし、その上かなり人を選ぶ内容なので万人にお勧めはしませんが、無性に他人を受け入れがたく思う事のある人、他人のために涙する事が出来ない人、結局は何かを人と分かつ事などおとぎ話のような物なのだとどっかで思っている人、等に勧めてみたり。いえ、私がそうだと言ってるんではありませんよ。ただ、すごい善人の方には生理的にダメな部分も多い気がして、勧め辛い…てだけです。例えば東野圭吾の『白夜行』の、雪穂の気持ちに共感した人なら、こちらもイケると思います。
今回これを書くに当たって、今年の直木賞で良かったよな…と調べるためにネットで検索したところ、これの審査員の選評を目にしまして、林真理子の選評が面白かったです。批判なんですけどね。「薄汚い結婚詐欺の父娘」だって。そう言われちゃったらそれもそうだとしかこっちも言えないな〜。最近、そんな事が多いですよ。先日、ある雑誌の取材で昔関わりのあった人の事を訊かれたんですけど、庇いたいんだけど庇いきれないっつーか、事実だけを言うとどう考えてもその人おかしいでしょ、というしかないんですが、実際にその場にいた身としては、いや〜違うんだよ、確かにその人はおかしい人なんだけどその人がなぜそんなにもおかしいかというと色々と理由があって、ただいたずらにおかしい訳じゃないんだよ、という事をどーしても上手く言い表せず、あかんな、と思いました。でも実際にその場にいた人でもその人のおかしさに酷く傷つけられた人も確かにいるので、同じ人、同じ現象にあっても受け取り方ってホント個体差だから、どっちが正しいとかじゃないっすよね。ただ、殺された人が悲しいのは当然ですが、殺した側も悲しいっていうかさ…いや〜、でも犯罪被害者の話とかになるとまた…。絶対に殺した側が悪いに決まってるしどんな事情があろうと許されない、と思ってはいるんですけど。それはそれは強くそう思っているんですけどね…。

次回、『松文館に最新のi-Macが来たよ!でも最新すぎて全然使えないよ!』の巻〜。
本当に次回、私の順番が回ってくる前に、せめてイラレとフォトショぐらいは入ってるとええんじゃが。あとなんじゃろう、もう細かい事言い出すとキリがないくらい使いこなせてないのじゃが少しはマシになってるとええのじゃが〜。

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