金曜日の夜は月下の棋士になる。
takaです。
今まで秘密にしてきたのですが、実は、金曜日の夜は月下の棋士になります。
と、いっても地元の居酒屋で将棋会に参加しているだけですが。(笑)
ほろ酔い気分で指すのですが、これが無類に楽しいのです。
自慢じゃありませんが、将棋三段の私はここではほとんど無敵です。
もっと自慢させていただくと、多面指しですが、平手でA級プロに勝ったこともあります。
そもそも、日本の将棋が今の形になったのは、安土桃山時代。
すでに400年以上指されているのですが、未だに結論はでていません。
日本の将棋は世界の将棋の中で唯一、敵から取った駒の再利用が認められています。
このことにより、無限に近い指し手が生まれるのです。
チェスなどはすでにコンピュータがプロの名人に勝っていますが、
将棋の場合は、未だにコンピュータはプロ棋士には遠く及びません。
このことをひとつとっても日本の将棋がいかに秀逸なルールかわかるでしょう。
簡単に言えば、将棋は五手先まで正確に読んでいる人と七手先まで読んでいる人がいたら、
七手先まで読んでいる人が必ず勝つゲームです。つまり、読み筋が正確で深いほど勝てるのです。
今、指している将棋が最終盤にさしかかりました。
私は次に詰ませますよ、という手を指しました。
相手は私の玉が詰むと思って目を輝かせて連続王手をしてきました。
でも、私の玉は詰みそうに見えて、実は詰まない逃げ方があるのです。
十五手先に相手はそのことに気付いて失望することでしょう。
え、かなり性格が悪いんじゃないかって?
おしなべてゲームというのは、人の嫌がることをする人が勝てるのですよ。(笑)
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